今を坦々と生きる

怒りと笑いは両立しませんから、怒らないでいるためには、とにかくよく笑うようにしましょう。
相手が怒っていても、気にしないでニコッとしていると不思議と相手も怒るのをやめてニコッと笑ってくれます。
それどころか、仲良くなってしまうことさえあります。

「5年、10年というスパンで、自分の人生の展望することを敢えてやめてごらん」と言われたことがあります。
「今日、一生懸命仕事をしたら、その後の余暇を楽しんで、日々を坦々と過ごしてごらん」というのです。
なぜかと言うと、「未来のために今を我慢するようになると、今を心から楽しめなくなるからね」ということでした。
「何かを楽しもうとすると、将来のため、老後のためといった言葉に邪魔されるようになって、今を楽しめなくなるんだ」とも言われました。

「お金が貯まったら、時間に余裕ができたら、子供が成人したら、などと言っていたら、あっという間に時間だけが過ぎていくよ。気がついたら、健康診断で余命半年なんて診断されるとも限らないだろう。そうしたら、君の人生は我慢しただけの人生で終わってしまうよ」と、釘を刺されました。

人生を楽しむことに罪悪感を抱いている私に対する教訓でした。