人生は死ぬまでの暇つぶし

がばいばあちゃんの口癖 島田洋七

「人生は死ぬまでの暇つぶし。死ぬまでの暇つぶしは、仕事が一番ええ。すると、暇つぶしながら金になる」と、ばあちゃんが話していました。
いくら気張っても、結局、仕事なんて暇つぶしなんですよ。
若いうちは夢があるやろうけれど、60過ぎたら仕事あるだけでうれしいことです。

ばあちゃんの発想はほんとうにユニークでした。
「うちは貧乏やね」と言ったら
「貧乏と思わんでええ。貧乏ごっこやと思え」と言われたことがあります。
「なんとかごっこ」だと思えば、つらくない、楽になると言うんです。
ですから、なんでも受け止め方を変えてみたらどうでしょう。
それだけで、ずいぶん楽になるんじゃないでしょうか。

みんな訳も分からず生まれてきたんです。
家が貧乏だろうが、金持ちだろうが、その後の生き方は自分しだい。
スタート地点は誰にも選べへんけど、その後どう生きるかは自分で選べるんです。
また、何のために生きているのか、なんて深刻に考えるのも無意味なこと。
だって、生まれようなんて思わずに、みんなある日突然、ぼこっとこの世に現れたんですから。
人生そんなに気張らずに、気楽に生きていった方がいいんです。