人生の目的

小さい頃「良い高校に入って、良い大学に入って、良い会社に就職すれば、あなたは良い人生を送れるわよ」と言われたことがありませんか。それは良い学校に入ることをあなたの当面の「人生の目標」にしなさい、ということです。

でもこれでは、何の為に良い学校に行こうとしているのかがはっきりしていません。それは良い学校に入るという「目標」を定める前に、自分はどのように生きていきたいのかという「人生の目的」が定っていないからです。

例えば、「自分の人生を誰かを笑顔にすることに使う」と決めたとします。するとある人は、「自分は弁護士になって多くの人を助けてあげよう」とか「私は看護士になって病気やケガで苦しんでいる人の手助けをしたい」とか「技術者になってみんなの役に立つ発明をしよう」と考えます。弁護士になりたい人は法律を勉強する為の学校を、看護士になりたい人は看護学校を、発明をしたい人はそれにふさわしい学校を選択します。

このように「人生の目的」があって初めてそれを達成する為の「目標」が決まるのです。人生の目的がある人は、目標達成までに起こりうる出来事や人との出会いはすべて良い経験として捉えることができます。辛く苦しいことがあってもがんばれるのです。