人格者 2

子どもは親の思い通りにいかなかったり、親の価値観を壊していくことによって、親の人格を磨いてくれているという説があります。
「子どもは親が教育していく育てるんだ!」というように、ほとんどの親御さんは意気込んで頑張りますが、子供は将来の人格形成に向けて、すでにプログラムが組み込まれているという発想です。
そこで親ができることは、無事に子供を育てることだけになります。
子どもに食べさせること、身の安全を保つこと、生活に適した環境をつくること、そうした役割だけなのだということです。

この発想は、親が子どもを育てるのではなく、子どもが親を育てていることになります。
親は子どもを怒ったり、怒鳴ったりする資格があるわけではありません。
魂のレベルでいうと、子どもの方が上の場合が多いというのです。

どんなことがあっても、子どもに向かって声を荒げない、イライラしない、怒らない、いつも笑顔で話しができるような人を人格者とよびますが、親がその人格者になるための訓練を子どもが担っていると考えるのです。

親を少しでも人格者にするために、子供は誕生してくれたことになります。