人のため

「自分のため」ではなく、「人のため」と考えてみます。
「やりたいこと」ではなく、「やるべきこと」をしていこうと考えてみます。
そのように考えて行動していきますと「生きていて良かったな」と思えることに出会えます。

一生を振り返って、「いい人生」だったか「悪い人生」だったかを考える必要はありません。
死の間際に「まあ、そこそこの人生だったな・・・」と思えれば十分だと思います。
そのためには、自分中心の生き方から少し降りて、他人に心を開いてみる、損得勘定から少し離れて、人の縁を大事にしていこう、と考えることが大切なのかもしれません。

世の中には、「競争」と「取引」で、多くの人が疲れ切っているように見えます。
自分を高め、人に勝って優越感を覚え、得をして「すごい自分」でいなければと思い込み、疲弊しているのかもしれません。

でも人間には、正体不明の「死」が最初から組み込まれています。
「死」以上の大仕事はありません。
それが分かれば、今苦労している競争や取引は、大したことではないことが分かります。

自分を決定づけるのは、他者との関わりしかありません。
だから「人のため」と考えるてみるのです。