人のためになるかどうかが鍵

しあわせトリック おかのきんや

横取りというのは、するもされるのも嫌なものです。
でも、大人になったらそうも言ってられません。
仕事なんて、ほぼ横取りと言っても過言ではありません。
先にお得意さんがいるからといって引き下がっていたら、仕事にはなりません。
働き口も仕事も横取りの奪い合いです。
大人は横取りの結果、それぞれの収入を得ているとさえいえるのです。

でも、それとはまったく別のアプローチから、たくさんの収入を得ている人たちがいます。
その人たちの共通点は「世のため人のために役立ちたい」、本気でそう考え、実行している人たちです。
私はこれまで、たくさんの社長に会ってきましたが、社長にはこのタイプの人がとても多いのです。
もちろんギラギラしたワンマンタイプの社長もいますが、爽やかで誠実、そして情熱的な社長たちが実に多いのです。
彼らは自分の仕事を、神様から与えられた使命だと確信しています。
人と競争する横の関係よりも、神さまの使命を遂行する縦の関係を重視しているのです。

私は以前、世のため人のためという言葉は、何か無理があるようで敬遠していました。
でもたくさんの社長に会い、それは道徳や倫理ではなく、一つの法則だと思えてきたのです。
横との競争で得る成果は奪い合いですが、縦には競争がないのです。
そして、あなたがやっただけの成果は確実に幸せな形として得られるのです。
横取りは有限ですが、縦取りの場合、やりようによっては無限に得ることが可能なのです。

「やりたいことをするとき」は、人のためになるかどうかを考えることです。