人に迷惑をかけてもいいし、助けを求めてもいい

日本では「人に迷惑をかけてはいけません・・」と幼いころから教わります。
インドでは「あなたも人に迷惑をかけて生きているのだから、人に迷惑をかけられても許してあげなさい・・!」と教えるのだそうです。
もちろん、暴力・いじめ・犯罪などは論外ですが、大勢の中で生きている以上、困ったときはお互い様です。
人間である以上、人に迷惑をかけたり、かけられたりしながら、人間関係が深まっていきます。

「人に迷惑をかけるな」と言われ続けた結果、誰にも甘えてこられなかったし、助けを求めることができなかった、という人が大勢います。
「迷惑をかけてもいいんだよ。お互い様だから」という言葉で救われたという人もいます。
本当に助けが必要なときに、「誰かに助けを求めよう!」「助けを求めてもいいんだ!」と思えることが何より大事なのです。
そう考えることによって、自分をとことん追いつめてしまった人が救われるのです。

私たちが生きていく上で必要なものは、世の中の大勢の人が懸命に働いてくれたおかげ様で手に入ります。
朝起きて朝食を食べられるのも、何万人もの方が、もしかしたらもっと多くの人の人たちが働いてくれたからです。
電機や水やガスが使えるのも、24時間365日働いてくれる方のおかげです。
どんな人も、生きる上で必要なすべてを自分だけで賄うことはできません。

自分もその大きな輪の中の一員なのですから、誇りをもって生きていけばいいのだろうと思います。