人に期待しないと・・

知らず知らずのうちに、出会う人に「自分の価値観に合わせてほしい!」と期待することがあります。
例えば、スーパーのレジで待っているとき、ポイントカードを探して財布や鞄の中をいじくりまわしている人を見ると「つい、何で最初にポイントカードを用意をしておかないのだろう?」と思うことがあります。
やっとポイントカードが見つかったと思ったら、今度は財布から1枚1枚、小銭をを出しています。
ふと隣のレジを見ると、スムーズに会計が終わって人が流れていく。
そういう光景を目にすると、ついイライラしてしまいます。
でもそれは、知らない人に「自分の価値観で、こう動いて欲しい!」と期待した結果起こる感情です。

その一方で、人に期待することの少ない人たちもいます。
周りの人たちが、自分の思い通りに動いてくれないといって、イライラしたり、怒ったりはしません。
自分の心の安寧は、誰かに期待して作りだすものではなく、自分の意志で作り出すものと心得ている人たちです。

人に期待するということは、その人たちが自分の望み通りの行動をとってくれて初めて「いい一日」になるということです。
自分にとっての「いい一日」とは、自分の考えや行動の結果ではなく、周囲に、他人によって決まってしまうことになります。

心の安寧のためには、最初から人に「大きな期待をしない」ということが大事なのかもしれません。。
期待しても、人は当たり前ですが自分の期待とは無関係に動きます。
それに対して、最初から「まあ、仕方ないよね」と期待することをやめていると、案外物事がうまくいって、いい人が多いことに気づいたりします。

期待通りにいかなかったら、「こんなものだよね・・!」と思えばいいし、少しでもうまくいったら「ありがとう!!・・」と感謝できれば、心は平和でいられることでしょう。