人に好かれる人

何が最良の嫁入り道具でしょうか?
「それは、娘が身につけた美しい言葉です!」と、言い切った母親がいました。
フランスの話しです。

病院に行き、自分が医師の横に座ります。
医師は椅子の向きを変え、きちんと私と相対してから、やさしく「どうですか?」と聞いてくれる。
ただこれだけで、私はこの医師が大好きになりました。

渡哲也さんが石原裕次郎さんの思い出を語っていました。
最初の出会いの時、すでに裕次郎さんは大スターでした。
当然、渡さんの方から初対面の挨拶に行こうとしました。
するとその前に、裕次郎さんが渡さんの前に来て、大きな身体を折り曲げて「石原裕次郎です。よろしくお願いします」と、丁寧に挨拶をしてくれたそうです。
裕次郎さんが亡くなるとき、渡さんは自分も一緒に死のうと思ったそうです。
それ位、渡さんは裕次郎さんを慕っていたといいます。