世の中を俯瞰する

生きることの障害になりそうなことの一つに「期待を持つ」ということがあります。
「期待」とは将来を見据えることで、「期待」が大きくなると明日への依存度が大きくなります。
明日への依存が大きくなるということは、すなわち「今日を失う」ことになります。
人生とは「今このとき」を生きることであって、明日を生きることはではありません。

「期待」するという感情の中には、私利や名声のために多忙な人生を送ることも含まれています。
それらは、どんなに熱望しても人間の自由になるものではありません。

「まあこんな所で十分だ」と思えると心に余裕が生まれるので、世間を俯瞰することができます。
いわば「野球観戦」をしているようなつもりで、世間を眺めていられます。
今の自分にまあまあ「満足」できれば、世の中をエンジョイできそうです。