不安を放置する

以前味わったと同じような「不安」は繰り返し現れます。
その感情を乗り越えるための秘策は、「不安」を感じても何とかしようと思わないことです。
自然の変化、世の中は「無常」であることを思い出して、そのままにしておきます。

心は抵抗しようとしなければ、「不安」は「不安」でなくなり消えていきます。
「不安」という感情が消えれば、「不安」という漠然とした感情に時間を奪われる必要はなくなります。
その分「今ここに」生きる時間が創造できるのです。

思うがままにならないことを「思い通り」にしようとして、私たちは苦しみます。
思い通りにならないことは、思い煩わないようにするしかありません。
問題が無くなることはありませんが、問題の存在が苦でなくなることは確かです。

なぜ不安を放置した方がいいのか、私たちはその答えを知っています。
何故なら、あなたは「1年前の不安や悩み」を言えるでしょうか?