一休さん

一休禅師の言葉に「万物の霊長たる人間でさえ定命50年。汝、小鳥の分際で四十雀シジュウガラとは生き過ぎたり、喝」というのがあります。

これは小鳥の死に臨んで引導を渡すとき、小鳥が満足して冥途に旅立てるようにとの配慮から、四十雀という名前と年齢のかかり言葉で、小鳥の霊を慰めているのだそうです。

「人間でさえ50年しか生きないのに、小鳥の分際で40年も生きるとは何事だ、喝。どうだ満足したか。無事冥途に行けよ」こんな感じですかね。

窮地に陥っている人を立ち直らせるには、どんな細やかなことでもいいので、その人の持っている長所を褒めたり、称えたりして長所を認識させてあげることが大事だといいます。

感性を育てるには、あらゆるものを善意で解釈するようにして、その中から良い面、優れた面を引き出す訓練をするといいそうですよ。