一人の時間を大切に

「この瞬間を生きる」ということは、ゴールに到達したときではなく「努力しているその最中」に、楽しみや満足を感じられるということです。
どれほど重要なゴールであったとしても、到達した時に得られる満足感は短期的なものでしかありません。

一人でいることには意味があります。
多くの人は一人になった途端、スマホやテレビに熱中してしまいます。
せっかく沈黙の時間と向き合えるチャンスなのに、もったない話しです。
一人でいるためには、自分自身を尊重し頼らなければなりません。
ニーチェは「孤独を味わうことで人は自分に厳しく、他人にやさしくなれる」、いずれにしても人格が磨かれるといいました。
一人でいる時間は「人間として学び、成長するとき」なのです。
一人の時間は、世界や人間についての知恵を探求する時間です。
「ありのままの自分を受け入れ、それを尊重する気持ち」を確立できないと、幸福を感じとることはできません。

自分を尊重できない人は、「他人の評価に依存」してしまいます。
でも、他人の評価が優れた評価とは限りません。
他人や外の世界とは、業績達成と損得に依存している社会であることが多いからです。
自分のよい所を見つけられないでいると、一人でいることを楽しめません。
自分を尊重できる人なら、他の人が同意しなくても、悪口を言われても、それを恐れることはありません。
他の人がどう思っていても「自分自身に自信があり大好き」だからです。