ホスピス医

1,000人以上看取ったホスピス医の話しです。

「終末期の患者さんや肢体不自由な方など、一見大変な状況にある人のほうが、健康な私たちより穏やかに笑顔で生活されていることが少なくありません」と教えてくれます。ここに、幸せを感じる秘訣があります。

つまり幸せは環境によって決まるのではなく、結局は物事の捉え方しだいということになります。

現代の社会は「欲」をうまく利用しています。必要以上に膨らんだ「願望」が大勢の人を苦しめています。望みが大きければ、多くの人が満たされないまま生きていくことになります。

そこにマスメディアが、いろいろな分野の最高峰を面白おかしく報じるので、それと自分を比較して余計に苦しむことになります。

「自分なりの哲学」を確立して、世の中を外側から見つめられる冷静さを持っていたいなと思います。