パニック障害 2

パニック障害に現れる動悸・めまい・呼吸苦・発作は、ストレスをきっかけとした自律神経の異常現象である。
自律神経の問題なので、心臓・脳などの異常ではない。
自律神経の異常は、命を脅かすものでも、後遺症が残るものでもない。
動悸・発作・呼吸苦は、警告や現実逃避などの心理的意味を含んでいる。
発作は一時的なことであり、すぐにおさまる。

以上のことを、身体に覚えさせる必要があります。
そのためには、ひたすら上記のことを呟きます。
なぜ呟くかといいますと、例えばバラの花を見て脳が「美しい」と感知すると、脳は「わあ、きれいだなあ!」と心の中で呟きます。
その言葉に脳の部位が反応して「美しい」という認知が明確化されるからです。

人の認知は言葉によって決定されます。
ということは、「人は思った通りの人になれる」ということです。
心の中で呟くことで、パニック障害は自律神経の仕業なのだから怖がることはない、という認知が形成され、やがて、それが通常の認知になっていくのです。