タイプAの人

力の限界まで働くというより、そこまでしないと不安なのです。
「まだできる」ことが残っていると、それをやらないと不安なのです。
意欲があって限界に挑戦しているのではなく、不安だからこそがんばっているのです。

電車が遅れたり、道路が渋滞していてスケジュール通りいかないと、心の中のダイナマイトが爆発します。
レストランに入って注文したものがなかなか来ないとイライラします。
何もしていない時間が無駄のように思えて、同時に2つのことをやろうとします。
食事をしながら本や新聞を読む、昨今では食事をしながらスマホをいじります。
食事本来の「味わう」ことを知りません。
本当に楽しいことを知らないのです。

劣等感に苦しんでいるがゆえに、自分は劣っていると思い込んでいます。
本当は、劣等感が自分の能力を委縮させているだけです。
一線から離れて見ると、人間には劣等などというものはない「ただそこに人がいるだけ」ということが分かってきます。

何事も継続していくためには「楽しめる」ことがポイントになります。
楽しんで仕事や勉強をしている人がいます。
そういう人たちは、どんどん能力が増していくのが目に見えて分かります。

何かを楽しんでいて「もっと、これをやっていたい」と感じたら、それを続けていてもいいのでしょう。
今までは仕事のスケジュールに縛られていた。
それは自分が不安だったからです。
毎日の人生は流れ作業のようなものでした。
それを「生きている」とは言わないのです。