スピード化がもたらす悲劇

現代は「不安」の時代と言われています。それは「忍耐に欠ける」時代ということです。

忍耐がないというのは、急いでいるというのと同義語です。日常生活があまりにもスピード化してきたので、忍耐強く物事を行う時間がないのです。

あまりにも忙しい人に「人を愛する」ことは難しいようです。これはとても悲しいことです。

人間関係の多くは意見の不一致から崩れます。意見の不一致は「論争」や「理屈」では解決できません。人には感情があるからです。それらは忍耐強さによってのみ解決されるのです。

忙しくて忍耐に欠けると、手っ取り早く相手を論破しようとします。人を論破しても決していい結果はおきません。論破された人は自分が間違っていたと気づいても相手を快く思えませんから。

ぶっきらぼうな態度で相手に返答する代わりに、心をスローダウンして即答を避けてみてください。

そして心の余裕が出きたら次にやることは微笑みを浮かべ、思いやりのある言葉をかけることです。

きっと良い結果が生まれます。