ジャストデザート 1

人はたとえ「頂点」を極めても、登る山を間違えていたなら、決して喜びも幸せも得られません。

成功という名の「病原菌」におかされると「もっともっと病」は、もっと大きく、もっと多く、もっと高くと、人をむやみに駆り立てるようになります。
さらに周囲から「期待」されるようになると、必死にそれに応えようとするようになり、「本意とは違う道」をひた走っていく場合が多くなります
自分が本当に求めるもの、大切にすべきものを見失ってしまったならば、真に実のある人生を築くことは難しくなります。
自分にとって人生の成功を測る「物差し」とは、一体何なのでしょうか?

1973年、アメリカ、サンフランシスコで「ジャストデザート」というスイーツの店5店舗を経営しているホフマンの話しを紹介します。
この店は地元の新聞の読者の人気投票では、長年連続で「ベストベーカリー」の座を占めています。
ジャストデザートが人々に広く知れ渡ったのは、パンやケーキがおいしくて店の雰囲気がいいからだけではありません。
その経営方針がすばらしいのです。<続く>