カルマ

わたしの落書帳から

階段から落ちそうになったとき、わたしは咄嗟に手すりにつかまる。
これが、「潜在意識」の力だ。
もし、落ちる瞬間に
「今わたしは、階段から落ちそうだ! どうしようか?」
と考えていたら、どうだろう。
わたしは間違いなく、大けがをするか、運悪ければ死んでいる。

考えることは良いことである、と言い切れない理由がここにある。
問題意識を投げかけておけば、潜在意識がフル回転して、解決策を模索してくれるのではないだろうか。

自分が生前、生後に行った行為を原因として、様々なことが起きるという考え方がある。
それを「カルマ」というらしいが、そうであるならば、何が起きても一切評価せずに、淡々と生きていくだけでいいということになる。

カルマが正しいならば、わたしが取るべき生き方は簡単だ。
いつも微笑んで、人にやさしく、慈しみの心を持って、決して悪いことはしないこと。
それだけで、将来はバラ色だ。