エジソン 2

エジソンは8歳で小学校に入った。
しかし、彼には学校の授業が合わなかった。
興味がわかないものを無理に強いられることに、拒否反応を示したのだ。
後年エジソンは次のように言っている。
「私は学校では、どうもうまくいかなかった。クラスではいつでもビリだった。先生たちは私のことを分かってくれないし、父は私をバカだと思っているのだと、私はいつもそのように感じていた」

学校に通い始めて3か月ほどたった時、エジソンは校長から「お前の頭は腐っている」と言われたのである。
エジソンは怒って教室を飛び出して家に帰り「もう学校に行かない」と言った。
翌朝、母親は子供と一緒に校長の所に行き、激しく抗議した。
母は、我が子の能力が低いとは夢にも思っていない。
激論の末、息子を退学させ自分の手で教育すると宣言したのである。