わたしの存在する意味

明日この世を去るとしてもから

私たち一人一人に与えられた役割や使命があります。
それは、家族にやさしくすることかもしれません。
周囲の人たちを楽しませたり、元気にしたりすることかもしれません。
自分より困っている人を助けることかもしれません。

人は目的を失ったとき、生きる希望をなくしたときに脆くなります。
こんな時、うつ的症状を解消して心を外に向けさせるには、次のような問いに向き合っていかなければいけません。
それが、「自分は何のために生まれてきたのか?!」です。
ガンになるまで、そんなことは一度も考えたことがなかったという患者さんが、「人生に向き合うきっかけは、思いがけない形で与えられるものなんですね」と言いました。

患者さんの中には、「病気になってよかった・・」とまで仰る方もいらっしゃいます。
この世の中を、私が死ぬときは、私が生まれたときよりも、少しなりとも良くしていきたいということです。