もっとやさしい人になること

人生で大切なたった一つのこと 

では、なぜ、わたしはそれを後悔しているのでしょう?
なぜ42年後の今でも、あの時のことが頭を離れないのでしょうか?
ほかの大半の同級生に比べて、わたしはエレンによくした方でした。
ひどいことは一言も言いませんでした。
実をいうと、エレンを控えめにかばった事だってあります。
それでも気になるのです。
ちょっと感傷的で、うまく言えないかもしれませんが、心から伝えたいのはこれです。
わたしが人生でもっとも後悔しているのは、「やさしさが足りなかった!!」ということです。

目の前に誰かがいて、その人が苦しんでいる。
その時に、わたしはどんなふうに応えたのか・・・まあ、ほどほどに? 冷たく? それとも控えめに?

あなたの人生で、一番温かな気持ちで、もっとも好ましい人として覚えているのは誰でしょうか?
あなたに対して、誰よりもやさしかった人でしょう、きっと。

簡単そうに見えて、実践するのは本当に難しいのですが、「もっとやさしい人になること」を、人生の目標の一つにしてみてはいかがでしょうか。