ほんとうの喜び

わたしの落書帳から

どんな強者でも、死期が近づくと、自らの過去の行為を悔いることが多くなるという。
「わたしには、やさしさが足りなかった」
「わたしは、たくさんの人を犠牲にしてきた」
「わたしは、自分の利益を優先してきた」
「それらと引き換えに、地位、名誉、財産、権力を得てきた」

死を目前にすると、あんなにも固執してきた地位、名誉、財産、権力よりも、ほんの少しでも人の役に立てたという喜びの方が、どんなに大切だったかが身に沁みるという。