なぜ生きる

お腹の子を70日で亡くした夫婦の話し

お腹の子をやっとの思いで授かりながら70日で流産してしまった時、この夫婦は「この世には神も仏もいないのか!」と理不尽さに憤ったといいます。初めて授かった子供なのに「この子は何のために私のお腹の中に命を宿ったのだろう・・」とお母さんはそればかりを考えていたそうです。

ある時、親戚の伯母からこんな事を言われました。

「あなたがこんなに落ち込んでいれば、亡くなった子供はきっと悲しんでいることでしょうね。もしあなたが、これから幸せになりますという決心をすれば、亡くなったあの子は、あなたを幸せにするために70日という命を使えたことになるでしょう。あなたが幸せに生きようと決心した時、あの子の70日という命に意味が生じるのよ。あの子が命を授かった意味を創るのは、あなたのこれからの生き方しだいなのよ。だからあなたは絶対に幸せにならなくてはいけないのよ、亡くなったあの子のためにもね・・・」