ちょっとした喜びを喜ぶ

いつも怒っていると、脳の怒りを起こす細胞が興奮し、喜びの細胞を刺激するのをやめさせるそうです。
同じように、喜びを感じる細胞をいつも刺激していると、より興奮し、より喜びを感じさせるようになるのだそうです。
このように脳では、いつも使っている神経の連絡は強化され、使わない神経の連絡は次第に消滅していくのです。
つまり脳は、私たちがどのように考え、どのように訓練するかによって、どんどん変わっていくのです。
夢がかなったり、元気になる話を聞いたりすると、不安がなくなり、精神が安定するのです。

反対に、良いことがあってもあまり喜ばず、こんなことは大したことではないなどと無関心でいると、喜びの中枢は刺激されなくなり、実際に楽しいことがあっても余りうれしくないというような状態になります。
つまり、この状態がウツになりやすい時なのです。
ちょっとしたことを喜ばなかったために、脳は喜ばない方向に変化してしまったのです。

このように私たちは、意識するしないに係わらず、自分で自分の脳を常に作り変えています。
どうせなら、ちょっとした喜びを素直に喜んで、元気になる脳につくり変えていきませんか。