そろそろ脇役に

うまいこと老いる生き方

54歳精神科医 老化に抗おうとし過ぎるのは、自ら苦しみを生み出していることに気がつかないといけないですね。仏教でいう所の「執着」を増やしているわけですから。

92歳精神科医 姿かたちだけでなく、私は仕事にしても家のことにしても、老人の域に入っているのに、いつまでも若い人たちと張り合おうとしているのは、愚かなことと思うわけ。遅くとも60歳過ぎたら主役は若い人にどんどん譲っていかんと。

54歳 私の周りを見ても、先生のようにご自身の役割の変化を自然に受け入れて、若い人のサポート役に回っていらっしゃるお年寄りほど、周りに慕われている気がしますね。