がばいばあちゃん

島田洋七さん著 がばいばあちゃんから

「最後まで絶対諦めるな」とよく言いますけど、せっかく前に進むんだったら死ぬまで頑張らないといけなくなります。そんな時ばあちゃんはこう言っていました。「心配せんでええ。人間はいつか死ぬ」ばあちゃんに言わせれば、死はチャンスらしいんです。「死んだら楽や」とばあちゃんは言っていました。

死ぬことをチャンスだと捉えれば、生きているうちからクヨクヨと心配する必要はないことに気づくはずです。死を怯える必要もありません。人はみんないつか死ぬ、チャンスが来ると思って今をたのしめばいいのです。

ついでにもうひとつ。                                                                            「いくら金があったてって、総理大臣だって1日3食以上は食えんばい」とばあちゃんは言います。贅沢な食事の方が体に悪いことだってあります。金持ちはタクシーで銀座の寿司屋に乗りつけ、アワビ、トロ、ウニ、イクラ・・・・といろいろ腹いっぱい食べて、またタクシーに乗ってぴゅーって帰っていきます。

一方貧乏人は歩いて店に行きます。食べるのも納豆巻き、かっぱ巻きを腹八分目であきらめて、また歩いて帰ります。どっちが健康的かすぐわかると思います。