お金は残さないで死ぬ

みっともないお金の使い方より

「生・病・老・死」からは、誰も逃げられません。
だから、お金と幸福を結びつけるのはもうやめましょう。
お金は稼いで、有意義に使う、それだけでいいのです。

お金を貯めるのは大切です。
だが、貯めるだけではだめです。
お金を貯めて「通帳の残高」を見て、にんまりするのも楽しかもしれないが、その楽しみはかなり陰鬱な楽しみです。
お金とは、本来使うためのものです。
お金は使って、はじめてその価値が生じます。
適切に使うことなく、貯め込むのは用をなさないばかりか、お金を殺すようなものです。

今の高齢者は、平均3,000万円の預貯金を残して死ぬといわれています。
マイホームも加えると、1億円の資産になります。
これ位残した人が、相続で一番もめるそうです。
一生懸命働いて残したお金が、醜い争族のもとになります。
だから高齢者の義務は、お金は極力有意義に使って、残さないで往生することです。