お釈迦様

お釈迦様は、五蘊ゴウン(色シキ=物質的存在、受ジュ=事物を感受する心の働き、想ソウ=事物を思い描く心の働き、行ギョウ=心の意志的働き、識シキ=物事を判断する心の働き)など、すべての感覚レベルは性格付けされたものではありません。自分が勝手に性格付けをしているのだと仰っいました。

例えば、嫌だ、嫌いだ、つらい、悲しいなどその現象に対して性格付けをしてしまうから、その現象が悩みになってしまうのだと言います。ではどうしたら悩み、苦しみを持たずにいられるのでしょうか。

それは「ものごとを自分の思い通りにしたい」という思いを断ち切ることだと仰います。

人生にはお金持ちの人でも、教養がある人でも、みな平等に「苦=思い通りにならない」がつきまといます。お釈迦様は、人生は悟らない限り苦が満ちてくると言います。その苦悩はすべて物事に執着する心から生じていると言います。苦それ自体を無くすことはできませんが、その元となる執着を滅すればよいのだとお釈迦様は仰います。そして、その考えを日々実践し、すべての苦から解放させる人生を歩みなさいと言います。

理屈は分かります・・・けれど凡人には難しいなあ。でも頭の片隅には留めておこうかなと思います。