お釈迦様 その2

お釈迦様がある国王の娘である絶世の美人の姫に求婚されました。そのとき、お釈迦様が次のようにお答えになりました。

「人間は人の形をしているだけであって、元々は糞の塊が皮をかぶっているだけだけだ。その皮の上に化粧をして恋をし、あれが欲しい、これが欲しいと欲をかきたてている。しかも、この糞に群がる虫たちは上になり下になり、勝った負けたと騒いでいる。それが人間であり、私はそういったことになんの関心もない」

自分の心の葛藤は、自分の中にある狭い価値観や好き嫌いの感情によって生まれてきます。こうして生まれた感情を思い通りにしようして、そこに「苦」が現れるのだと教えています。