お参り

お参りに行って願いごとをする場合、どうしても「自分のこと」を祈ってしまいますよね。
「どうか受験に合格しますように!」
「宝くじが当たりますように!」
「あの子と結婚できますように!」
このような願い事をすることが多いように思います。

 もしあなたが神様だとしたら、この人たちにどうしてあげますか?
「うーん、難しいな。あの子を合格にすれば、こっちの子を不合格にしなければいけなくなるし・・・うーーん」
「宝くじに当選したいだと! 馬鹿を言え、ロトセブンの1等賞は1,000万人に1人だけだぞ。君たち全員を当選させたら、どうなるのかね・・」
「結婚したい、そうかい、自分を磨いて高めていけば自然と相手の人から愛される。まあ、手助けはしてあげるがね・・」
私が神様だったら、こんな風に思うかもしれません。

では、「1,000年先のことを祈ってください!」と言われたらどうでしょうか。
当然自分はこの地球上には存在しませんから・・
「子孫が無事に生活していますように!」
「公害もなく、地球の環境がよくなっていますように!」
「戦争のない平和な世の中になっていますように!」
このように自分以外のことで、人類全体を見定めたスケールの大きいことを祈るのではないでしょうか。

神様は「個人の願いごと」を叶えるのは苦手かもしれませんが、「地球や人類の平和」のためには力を貸してくれるかもしれません。