いいことばかりでは生きていけない

わたしの落書帳から

自分らしく生きてみようと決意する。
でもそれは、自分が考え、生きる空間には、自分しか存在しないということでもある。
その結果、孤独を感じるかもしれない。
でも、この健全な寂しさを楽しむ能力が、幸せに生きるためには必要なのだろう。

もともと人間の身体は、ときどき具合が悪くなるようにつくられている。
エネルギーが必要になれば腹がすく。
水分が必要になれば喉が渇く。
脳が休みたくなると眠くなる。
苦しみや痛みが体の不調を教えてくれる。

脳のこの回路を遮断してしまうと、人間は生きていけない。
ずっと、いいことばかりではだめだということだ。
苦しい、不安だと感じることは、自分を見つめ直すきっかけになる。