あの世

私は「あの世」を信じているわけではありませんから、この話しはあくまで空想です。

赤ちゃんが誕生すると「まあかわいい!」「玉のような男のね・・」のように、こちらの世界では大喜びで赤ちゃんを迎えます。
でも、あちらの世界では「まあ、また地球上に学ぶに行くんですか? 大変なことになったわねえ」「お気の毒に」と見送ります。

私たちが現世に誕生するのは、心の働きを司る魂を浄化するためと考えてみます。
心の汚れを取り除いてきれいになるために、人生という「学校」に入学し、学ぶために生まれてきたということです。
誰でもこの人生を「つつがなく」送りたいと願いますが、それでは学ぶために「この世」に生まれてきた意味がなくなります。

こちらの世界では人が亡くなると「お世話になりました。どうか成仏してください」と泣いて別れますが、あちらの世界では「よく頑張ったわね、お疲れ様」「もう二度と、地球上に行かなくてすむように祈っているわ」と笑顔で迎えてもらえます。

命を授かったにもかかわらず、「自殺」を試みるのが最もよくない選択です。
自分で選んだ宿命のもと、自分にふさわしい学びをするために生まれてきたのに、途中でそれを放棄してしまうことだからです。
例えれば、自分で希望して入学した学校を自ら退学するようなものです。

「あの世」があろうがなかろうが、与えられた命ですから精一杯生き抜くことが大切です。
私の場合は、死ぬ瞬間に「ああ、いい人生だったなあ」と自己満足できるために、「今日」を一生懸命生き抜こうと思っています。