「師」を探す

本の中にも、私たちの周りにも、自分たちの人生を左右する「師」がいます。
「師」とは、自分より能力の高い人間であり、何かに打ち込んでいる人間であり、自分を叱ってくれる人間であり、自分にないものを持っている人間です。
なぜ「師」が必要かといいますと、「師」がいないと1から手探りで学ばなくてはいけないからです。
その結果、自分の間違いに気づくのが遅くなります。
また「師」がいないと、自分の行動や目標になかなか自信が持てません。
「師」がいることで一番大事なことは、「師」の前では素直になれることです。
「素直さ」は、何でも吸収しようという気持ちに拍車をかけ、その結果、向上心が芽生え、迷わなくなります。

「師」が使う、とっておきの言葉があります。
「お前だけには言っておくが・・」
「君だけには理解してもらいたいのだが・・」
「お前だけ」という言葉は、自分だけ特別な存在であると認めてくれる言葉ですので、この人のためなら「頑張ってみるか」という気持ちにさせられます。

人生の意味や目的は「師」が教え、与えてくれるものなのかもしれません。
「たった一言」で、はっとして気づくこともあります。
私たちができることは、そういう「師」を探すための努力をしてみるです。

それは、いろいろな本を読んでみることであり、講演会などで話を聞いてみることであり、自分なりのアンテナをはっておくことでしょうか。