
アヘンや覚せい剤、ニコチンなどの依存性薬物には、幸せや安らぎを感じるときに働く神経を強制的に刺激する力があります。
代表的には「ドーパミン」を強制的に分泌させることが分かっており、このドーパミンによって人は憩いや安らぎを感じるといいます。
こうした薬物による強制的な刺激を繰り返していくとどうなるでしょうか。
神経はいつまでもドーパミンを分泌してくれるでしょうか?
そうです、やがて薬物が無いときにはドーパミンが分泌しにくくなってしまいます。
さらに悪い2つの変化が起きます。
ひとつは、薬物の使用量や回数が増えていきます。
もう一つは、癒しや安らぎを感じにくくなっていきます。
朝の空気はすがすがしくて気持ちがいいです。
でも喫煙者にはニコチンがないとドーパミンが分泌されにくいので、頭が重く気分がよくありません。
そこで、一服となってしまいます。
私も20年以上前はヘビースモーカーだったので、偉そうなことは言えませんが、タバコをやめて本当によかったと断言できます。